小説「武蔵野S町物語」映画化決定!昭和30年代、少年の住む町、武蔵野S町(埼玉県志木市)の空は青く、そして広かった!…ストーリーを紹介。

映画「武蔵野S町物語」 昭和30年代の埼玉県武蔵野で育まれた、少年の美しい日々
photo
あらすじ<ストーリー>
昭和30年代、少年の住む町の空は青く、そして広かった!!
町で一番高い建物は3階建ての小学校で、町のあちこちにある欅の大木以外は、何もさえぎるものがなかった。
この物語は、武蔵野S町・・・・・現在の埼玉県武蔵野地域を舞台に、2000年に惜しくも急逝した原作者・永倉萬治の『少年時代』を元に描かれ、小学4年生の主人公・清島健一の成長と共に昭和30年代の美しい志木の町、家族や友人との思い出を色鮮やかに描いた成長の物語である。
商店街で洋品店を営む健一の家は、工夫好きの父親と、どこかうわの空の母親、2人の妹、じんさん、ばあさんの6人家族だったが、姉2人と妹1人を自家中毒で幼い頃亡くしている事から、父親は子供たちの健康を気にして食べ物にはうるさかった。そんな家族の心配は他所に、近所の建具屋の明や、大工の倅の博、吉岡兄弟や、イタチなど、ヤンチャな仲間たちと一緒に昆虫採集や、ベーゴマ、チャンバラごっこ、川遊び。毎日、日が暮れるまで遊び続けていた。

少年たちにとっての一年はとても長く、四季折々の遊びや、様々な出来事が幼い心に大きく残っている。米屋の安ちゃんのバイクにあこがれた事、シベリヤ帰りの近所の叔父さんを皆で駅で迎えた事、種苗屋の2階に住んでいたキレイな女の人、植物採集に夢中になって押し花を作った事、世の中で一番怖い山番、親友の明が日本脳炎になって入院した事、退院した明を迎えに病院まで行った事、祭りの日に熱を出した事、川で死んだ少年とその母親の事、陸上1500メートル走で全国優勝した中学生の事、陽気で大酒飲みの板橋の伯父さんの事、妹が自家中毒でウンチが出ず死にそうになった事、運動会の徒競争で競い合った事、6人抜きの女の子への淡い恋心。
人は誰しも幼かった少年時代を思い出し、その出来事に自分の原風景を見つけるものである。大きな事件から些細な出来事まで、少年だった健一が見て感じた全ての事がいつまでも輝いて心に残っている。

戦争の爪跡が残る昭和30年代の風景の中で、躍動する少年たちの姿がそこにはあった。